一昨年7月に急逝した三浦春馬さん。多くの方が大きすぎる衝撃を受けたあの日から18ヶ月以上が経過した。
今もなお、三浦さん急逝によって受けた悲しみやモヤモヤの真っ只中という方もいる。
悲しみやモヤモヤが晴れない一つの要素として、三浦さんの死にまつわる疑問、疑念が解消されていないことが挙げられるだろう。
遺作ドラマ『カネ恋』こと『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)における不可解な演出の数々、テレビ越しでも見て取れた明らかな激ヤセの要因が何なのか、その痛々しい姿にマネージメントをするアミューズは、ドラマを制作するTBSは何を思っていたのか、三浦さんの密葬は会議室で行われ読経もなかったと報じられているがこれはなぜなのか。
いくつもの「なぜ」が残ったままだが、特に容易に明かすことができそうな三浦さん死亡前日と当日の時系列をアミューズが頑なに明かさないのはなぜなのだろうか。
時系列の疑問などに関しては、昨年9月から真相解明を求めるデモ活動が各地で起こっており、25日には沖縄で、27日には東京と滋賀で開催された。
なお、滋賀での同デモ開催はこれが初めてのことである。
「三浦さん急逝当初から常に叫ばれ続けている時系列の謎。
アミューズの株主総会でも『ハッキリさせてほしい』と株主から質問・要望があったにもかかわらず、具体的には回答せず曖昧なままにするのは一体なぜなのかと言われていますね。
昨年12月に急逝した神田沙也加さんの場合を例に比較して考えていきますと、神田さんはまだ四十九日も迎えていないタイミングですが、すでに当日の朝10時という劇場の入り時間に姿を見せなかったことでマネージャーが神田さんを探し、ホテルの部屋を開けてもらっても姿が見えず、警察にも連絡して捜索した結果、13時前に中屋上部分で発見されて救急搬送、その後21時40分に息を引き取ったと発表されています。
三浦さんは2020年7月18日の14時10分に他界したことだけは明かされていますが、当日の仕事の予定が何時だったのか、迎えにいったのがマネージャーなのか別のスタッフなのか、迎えの時刻は何時に約束していたのか、救急搬送したのは何時なのか、いずれも具体的にされていません。
あえて伏せなければいけない理由があるんだろう、という見方がしばらく続いていましたが、1年半が経過しても伏せ続けているということで、あえて伏せなければいけない理由があるに違いない、という論調に変わってしまっていますよ」(メディア記者)
アミューズは、早い段階から過剰な憶測やデマに対し毅然とした態度を取ることを表明しているが、その最大の温床と言える時系列を曖昧にし続けるのはなぜなのだろうか。
(文/窪田翔吾)