23日放送の東野幸治さんがMC、松本人志さんがレギュラーコメンテーターを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、首を傾げたくなるシーンがあった。
この日の『ワイドナショー』では、2005~2009年放送のテレビアニメ『おねがいマイメロディ』(テレビ東京系)シリーズに登場するマイメロディのママの「女の敵は、いつだって女なのよ」といった「名言」を使ったバレンタイン向けの商品が、ジェンダーバイアスを助長するなどの指摘が一部あるとのことで、コラボ商品を監修したサンリオが発売中止を決定した件について取り上げた。
その中で、「どんな商品も良いと思う人もいれば、悪いと思う人もいる。だから、マイメロの発売中止は正しいんじゃないかと思う」とワイドナティーンとして出演した、アイドルグループ「マジカル・パンチライン」の吉澤悠華さんが発言。
これに対して、出演者が誰一人、注意や指摘をしなかったのである。
「マイメロに限らず、どんな商品でも良いと思う人も悪いと思う人もいる、これは正論でしょう。
どれだけ優れた商品でも気に入らない人がゼロということは考えづらいですからね。
ただ、悪いと思う人がいる商品を発売中止にすることが正解だとするのであれば、世の中に存在するありとあらゆる商品が発売中止にしないといけない、という理屈になってしまいます。
吉澤さんの発言は矛盾、あるいは破綻しているわけで、これを松本さんを筆頭に誰も突っ込まずに放置していた状況には、ただただ驚かされましたよ」(メディア記者)
生放送ではないだけに、編集段階でも違和感に気付かなったのだろうかとも思うが……。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
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