15日午前8時半頃、大学入学共通テストの会場の1つである東京・文京区の東京大学敷地内で、70代男性、受験に訪れていた男子高校生、女子高校生の3人が刺されるという事件が発生。
3人はいずれも背中を刃物のようなもので刺されており、男子高校生が重傷、他の2人は軽傷。3名ともに意識はあるという。
3人に怪我を負わせた犯人は、同会場を訪れていた受験生の17歳で、その場で警察に身柄を確保され、現在、警察が詳しい事情を調べている。
「受験生たちは、大学入学共通テストの結果次第で、その後に受験する大学を決めていくワケですからね。
被害に遭った2人の高校生はもちろんのこと、事件を目にした他の受験生たちのメンタル面を考えると、試験開催の難しさを思わずにはいられません。
精神的に大きなショックを受けている中で、本来の実力を発揮するのは非常に難しいでしょうから、同会場での受験生で希望する方には、全員、追試験を受けさせてあげられるように対応してもらいたいところです。
また、前日の14日には、ネット上に『明日はJK(女子高生)を痴漢しまくっても通報されない』『痴漢祭りだワッショイw』などの書き込みが散見。
受験生のメンタルを逆手にとっての犯罪を煽る卑劣なコメントを受け、警察がネット上での注意喚起や、受験生が多く利用する駅を中心に警察官を配置するなどの対策が取られていました」(メディア記者)
まさか、試験会場で刺傷事件が発生するとは……。
多方面への影響が心配されるとともに、早急な対策が待たれるところだ。
(文/二宮誠司)