元日に放送されたネプチューンの冠番組で職業系バラエティ『ジョブチューン』(TBS)。
同番組に出演した“イタリアンの鬼才”ことフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナのオーナーである小林幸司シェフが、ファミリーマートのツナマヨおむすびを酷評。
それ自体は問題なかったのだが、「見た目が食べるに値しない(最終的に進行役のアナウンサーらに促されひと口だけ食べた)」という審査姿勢などに対し、多くの怒りの声が噴出。
ネットでは、フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナへの悪評レビューを書き込むなどのいやがらせが発生。
さらに、小林幸司シェフとは全く別人の、名字が同じ“小林”シェフが営むリストランテ小林というイタリアンレストランに、いやがらせが飛び火。
リストランテ小林がツイッターで救済を求め、多くの反響を集める事態となっていた。
「リストランテ小林さんはツイッターで、3日の17時過ぎに『(番組を放送した)TBSへ電話で相談したものの担当者不在で、4日に再度かけ直すようにとの対応をされた。(こちらから再電話するのではなく)TBSから折り返し連絡してほしいと伝え連絡を待っているところ』と状況を報告していました。
その後、特段の進捗報告がないまま24時間以上経過した4日の19時になって、『ジョブチューン』が公式ツイッターにて『ご覧いただいた皆様へお願いです。この度の番組出演者、番組とは無関係のお店に対してのSNSをはじめとする誹謗・中傷、迷惑行為はお止め頂きたくお願い申し上げます』と注意喚起を行いました。
この『ジョブチューン』の対応について、リストランテ小林さんから反応は見られませんので、両者の協議のうえでのものではない可能性が高そうです。
それに、『ジョブチューン』のコメントは『番組出演者に迷惑行為はやめてくれ』『番組とは無関係のお店に対しての迷惑行為はやめてくれ』と書いてありますが、『リストランテ小林と小林幸司シェフは無関係』という部分を強調しないと、この点を理解せずに迷惑行為を働いている痛い方々を止めることはできないのではないかと」(メディア記者)
せっかく注意喚起をするのであれば、入念にチェックをしてニュアンスがより多くの人に速やかに伝わるよう調整すべきではないだろうか。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中