9月から始まり、次第に規模を拡大、頻度もどんどん上がっている、三浦春馬さんの死の真相解明を求めるデモ活動。いわゆるリアルデモ。
リアルデモが始まるまでも、自殺と結論付けた警察の捜査は十分だったのか、三浦さん死亡当日や前日の時系列が明かされないのはなぜか、過剰労働があったのではないか、遺作ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』における不可解演出の数々はどういうことなのかなど、いくつもの疑問はネット上を中心に叫ばれていた。
特にツイッターでは定期的に特定のハッシュタグを共有してのデモ、いわゆるツイデモが行われ続けていた。
だが、ツイデモでは疑問点の解消にはつながらず、「より強い影響力のある方法で疑問解消へ」との考えからリアルデモが起こっていったという経緯がある。
年内のデモ活動は大阪・梅田で27日に行われたのが最後だったようだが、年明けも早速5日に同じく大阪・梅田で開催される予定で、すでに1月中に8ヶ所での実施スケジュールが組まれているという。
再捜査を求められている警察、時系列などの説明を求められているアミューズとTBS、それぞれがデモの拡まりを受けて、どのような動きを見せるだろうか。
また、テレビ、新聞、週刊誌、スポーツ紙といった、これまでにリアルデモを無視し続けている大手メディアがリアルデモを報じる日はいつになるのか、それぞれの動向に2022年も注目していきたい。
(文/窪田翔吾)