21日に密葬が行われ、父・神田正輝さんと母・松田聖子さんが揃って会見した神田沙也加さんの急逝。
正輝さんと聖子さん、そして沙也加さんが所属するローブも「そっとしておいてほしい」との意思を同日に示したばかり。
だが、22日「週刊文春」が23日発売号の先読み記事を配信。
そこには、「遺書ではなく、思いを綴った“書き置き”」とスポニチなどが報じていた書面をハッキリと「遺書」とし、新恋人として「フライデーDIGITAL」(講談社)が名前を挙げていた、沙也加さんと『マイ・フェア・レディ』で共演していた前山剛久さんに関する、極めてプライベートな内容が綴られていた。
詳細は、23日発売の週刊文春または電子版の先読み記事などをご確認いただきたいが……。
「神田正輝さん、松田聖子さん、そしてローブの切なる願いを完全に無視して、誰も得をしない記事を掲載したことには愕然としましたね。
このタイミングで聖子さんや神田沙也加さんの恋愛遍歴を詳らかにすることは、聖子さん、沙也加さん、正輝さんら多くの悲しみの真っ只中にいる方々を裏切り侮辱する行為ではないでしょうか。
また、事務所や共演者ら関係者からも公認の仲となっていた前山剛久さんが、まるで沙也加さんの悲劇を招いたかのような書き方をしていて、亡くなられた沙也加さんも浮かばれないでしょうし、これから悲しみを乗り越えて生きていかねばならない前山さんの精神状態を考えたら想像を絶します」(メディア記者)
他のメディアが圧力や忖度から手をこまねくしかない問題を、切れ味するどく一刀両断してくれる正義の見方的な立ち位置にあると思われていた文春が、このような記事を掲載するとは「よもや」というよりほかにない。
(文/江口のりお)