小栗旬さん主演の連続ドラマ『日本沈没 -希望のひと-』(TBS系)最終話が12日21時~23時3分の拡大枠で放送され、世帯平均視聴率は16.6%だったことが13日分かった。
同時間帯の他局との比較では、他局がいずれも1桁台の視聴率に甘んじる中、圧倒的な差をつける結果となったのだが……。
「最終話も世帯平均で16.6%と非常に高い数字を記録しましたので、もちろん成功の部類だとは思いますよ。
ただ、同枠のいわゆる“日曜劇場”で今年放送された作品を見ていきますと、綾瀬はるかさん主演で高橋一生さんとの人格入れ替わりによるスイッチエンターテイメント、さらに精巧なミステリーサスペンスの要素を織り交ぜ高い評価を得た『天国と地獄 ~サイコな2人~』は、最終話で20.1%と番組最高の世帯平均視聴率をマーク。
阿部寛さん主演で、前作では生徒役だった長澤まさみさんが東大卒の弁護士役で登場した『ドラゴン桜』は、最終話で20.4%とこちらも番組最高の世帯平均視聴率を記録しました。
それから、鈴木亮平さん主演で賀来賢人さんとの対象的なキャラクターによるタッグが印象的だった『TOKYO_MER ~走る緊急救命室~』は、最終話で19.5%とやはり番組最高の世帯平均視聴率を叩き出しました。
この3作品と比較すると、最終話で16.6%という数字はかなり見劣りしますし、『日本沈没』の場合は最終話で最高値を記録できていないことからも、視聴者をうまく継続視聴させることができなかったと言えると思います。
また、3作品は最終話が終わらないでほしいという“ロス”の声がSNSなどで多数上がりましたが、『日本沈没』の場合は、『最後まで見たけどクソドラマだった』『中国にやたら媚びたり、沈没の話だけで良かったのに急に感染症の話を最後の最後に入れて、死ななくて良さそうなキャラクターを数人殺して、なんだこれ?って感じだった』といった具合に否定的なコメントがいくつも上がっていましたからね」(メディア記者)
数字とは裏腹に、最終的にやや首を傾げる評価を買ってしまったという現実があるようだ。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中