お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが11日、自身のツイッターを更新。
「火花。と。浅草キッド。立て続けに観る。板尾もひとりも良かったよ」と、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さん原作で板尾創路さんがメガホンをとった映画『火花』、ビートたけしさんの自伝小説が原作で劇団ひとりさんが監督を務め、9日からNetflixで配信スタートとなった映画『浅草キッド』についてコメントした。
「ご自身も映画監督としての顔を持つ松本人志さんが、いずれも芸人が主人公の物語である『火花』と『浅草キッド』の両方を“良かった”と評価しているのが印象深いですね。
特に、9日からNetflixで全世界配信が始まったばかりの柳楽優弥さんと大泉洋さんダブル主演『浅草キッド』にとっては、より多くの視聴者を呼び込むこれ以上ないほどの援軍とも言えるでしょうから、監督を務めた劇団ひとりさんとしても嬉しいコメントなのではないでしょうか。
大手映画専門サイトの“映画.com”には、早くも『浅草キッド』への一般視聴者からの口コミがかなりの数投稿されており、多くは星5つや4つの評価で、平均でも4.2の評価を獲得しています。
ただ、もちろん全員が全員、高評価をしているわけではなく、中には星3つ以下の評価を下す人もいます。
どんな良作であっても、賛否両論あるのが当然ですからそれ自体はいいんですけど。
『もっと怖い人達が出入りしてたはず』『もっとエロエロだったはず』と、ビートたけしさんが若かりし頃に芸を磨いた浅草のフランス座に関する描写にケチを付ける声もあって、これはどうなのかと思いましたね。
まず、フランス座は猥雑が売り物の関西系ストリップとは異なり、舞踊中心の上品なストリップと幕間の爆笑コントを売りにしていたわけですから、少し認識が間違えているのではないかと。
また、反社的な方の出入りやストリップの描写をことさらに作品に詰め込まないことによって、『浅草キッド』は師弟愛を中心としたセンスあふれる作品に仕上がっていると個人的には感じています。
あくまでも私見ではありますけど、作品内で見せる部分、見せない部分のチョイスに難癖をつけるのは、監督の劇団ひとりさん、主演の柳楽さんと大泉さんらへの侮辱のようにも思いますし、『良かった』と評価している松本さんに対しても失礼な印象を受けましたね。
また、映画の評価コメントは一定の自由度が担保されるべきだとも思う反面、誰でも容易に書けることによる弊害もあるのではないかとも考えさせられました」(メディア記者)
同じものを見ても受け止め方は十人十色、千差万別であるということで。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する