明日11日は、ちょうど1年前の同日に封切りを迎え、今なお超ロングラン上映中の三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』が1周年特別上映を行う日である。
開催規模は、国内304館、台湾1館の計305館と新作映画をも凌ぐほどであり、同映画を上映する劇場や、三浦さんファンを始め同映画に想いを寄せるファンの方々がこぞってSNSなどでの周知に余念がない状況となっている。
しかし……。
この誰もがほっこり、あるいは澄み切った青空のような清々しさを感じそうな一大イベントが、どういうわけか大手メディアにはたったの1回も報道されていない。
懸命に生き、俳優として表現者として、そして何より人間・三浦春馬として情熱を燃やし続けた三浦さんを愚弄する大手メディア。
情報周知のプロ中のプロである大手メディアが、揃いも揃って貝のように口を閉ざす謎。
その裏に、一体どれだけの闇が潜んでいるのか。
三浦さんが「自身の代表作となる」と意気込み臨んだ『天外者』が、何の罪を犯したというのだろう。
大きな闇を感じつつも、『天外者』はまばゆい光を放ち続ける。
(文/西島龍大)
~ライター略歴~
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き