21日、昨年7月に急逝し16ヶ月以上が経過した三浦春馬さんの死の真相解明を求めるチラシ配り会、通称“リアルデモ”が名古屋にて行われた。
「遺書はなかったのに、なぜ遺書があったと報じ、アミューズから遺書なしとの公式発表があってからもメディアは初期報道の誤りを訂正しないのか」や「自殺ではない可能性がある以上、再捜査をすべき」といった抗議を今回もデモ隊は主張していたのだが……。
カオスな状況
「一部の卑怯なユーチューバーが、『デモ隊が寄付を募っていた』とのデマ情報を流し、自らへのカンパを求める動画を配信するなど、カオスな状況にはなってきていますね。
ただ、カオスな状況はメディアの大好物のはずなんですが、デマ情報があるということを含めてデモに関して何ら報道しないという状況は続いています。
大好物を我慢してまで、各メディアは何を得て、何を守ろうとしているんでしょうかね」(メディア記者)
デモに対しての距離感は様々だろうが、大手メディアは三浦さんの「死の真相」に関するデモ活動を事実として報じるべきだろう。
すでに、「これだけメディアが報道しないということは裏に何かある」と感じ始めている方が増えてきている。
過剰な憶測を生んだり、メディアに対する信用がゼロになったりする前に、今一度、大手メディア各社には事実を事実として発信するという基本姿勢を取り戻してもらいたい。
(文/窪田翔吾)