昨年12月11日に封切られ、今なおロングラン上映が続いている、三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)。
間違いなく三浦さんの代表作!との呼び声高い同映画が12日夜、公式ツイッターを更新。
「公開1周年特別上映決定」の見出しで、「2021年12月11日、『#天外者』上映開始から1周年を迎えます。これまで本作を応援してくださった皆様への感謝を込め、全国296館にて1日限定の特別上映を実施いたします」と発表した。
「The Audienceさんでは“消えた三浦春馬さん『天外者』1周年記念上映の報せが吉兆かもしれない理由”のタイトルで取り上げていらっしゃいましたけど、11日の時点で109シネマズさんが自社ニュースとして、グループの16劇場で『天外者』を12月11日に公開1周年記念として特別上映することを発表していたんです。
どうやら、これはフライングでの発表だったようで、数時間のうちに109シネマズさんのニュースはページが削除されてしまいました。
一部では『もしかして立ち消えになったのでは…』と不安がるファンもいましたが、今回こうして大規模な特別上映が発表されましたので、多くのファンが安堵と喜びの声を上げていますよ。
まさか300館に迫る劇場での一斉公開とは
ただ、ある程度の規模になるだろうという期待は我々もしていましたが、まさか300館に迫る劇場での一斉公開とは恐れ入りましたね。
先週末の週末観客動員2位の『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』は184館での公開、同3位の『劇場版 きのう何食べた?』は298館での公開で封切られていましたから、296館という数字は新作並みの上映館数と言って間違いありません」(メディア記者)
三浦さんのアツい情熱が、多くの人の心を突き動かし、とてつもない奇跡を生み出した。
特別上映まではまだ1ヶ月弱あるため、まだまだ上映館数が増える可能性もある。
『天外者』とは主人公・五代友厚の地元である薩摩のお国言葉で“天からの授かりもの”を語源とし、“凄まじい才能の持ち主”を意味する。
名は体を表す、そのことをあらためて強く感じさせてくれるニュースだったと言えるのではないだろうか。
(文/西島龍大)
~ライター略歴~
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き