総合映画情報サイト「映画.com」の先週1週間のアクセスランキングで1位に輝くなど、大きな注目を集めている永野芽郁さん主演の映画『そして、バトンは渡された』(配給:ワーナー・ブラザース映画、監督:前田哲さん)。
29日の封切りに先立って28日には、「マイナビニュース」が《石原さとみ、愛情注いだ子役・稲垣来泉に贈るアドバイス「“ダメな笑顔”を活かして」》の見出しで、母娘役を演じた主要キャストの石原さとみさんと稲垣来泉さんへのインタビュー記事を掲載。
石原さんが、自身の雑誌撮影時にマネージャーから受けた“ダメな表情”の指摘をもとに、「どうすればダメな表情を少なくできるかも、逆にダメな表情の表現の仕方もわかったので、知ることは大事だなと思いました」といったアドバイスを稲垣さんへ送ったことなどが綴られている。
8歳の頃に受けた教え、アドバイスを心に刻んで
「数々の作品で様々な経験を積んできた石原さとみさんのアドバイスは、まだ10歳で将来への大きな可能性に溢れている稲垣来泉さんにとって非常に貴重なものとなっていることだろうと思いますね。
また、インタビューの中で稲垣さんは『こういう大人になりたい』というエピソードとして『8歳くらいの時だったかな、ある役者さんが、悲しいとか嬉しいとか、学校で感じた感情が色々あると思うけど、その感情が演技にもつながってくるからと言ってくださって、そういうことを言えるような役者さんになりたい』とコメントしています。
10歳にしてそこまでしっかりと女優としての心得を持っていること、8歳の頃に受けたアドバイスを心に刻んで女優業に臨んでいることに深い感銘を受けましたよ。
ちなみに、記事の中では『ある俳優さん』という表現になっていますが、これは2019年に放送されたカンテレ制作のドラマ『TWO WEEKS』で、稲垣さんの父親役で主演の三浦春馬さんが稲垣さんへ送った教えで間違いなさそうです」(メディア記者)
昨年2月11日に亡くなった、プロ野球4球団で監督を務め、何人もの名選手、名コーチ、名監督を遺した野村克也さんは「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」と常々説いていたという。
わずか30歳にして早世した三浦春馬さんだが、すでに稲垣さんなど何人もの将来性豊かな子役を育てていると言って良いだろう。
他にも何人もの若い後輩たちが、三浦さんの背中を追って名優への道を歩んでいる。
つまり、三浦さんは現状でも一流であると言えるだろう。
そして、今後、一流の中の一流、超一流だったことが時を経るごとに証明されていくのではないだろうか。
(文/西島龍大)
~ライター略歴~
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き