昨年7月19日に放送された松本人志さんと東野幸治さんによる『ワイドナショー』（フジテレビ系）に出演したウエンツ瑛士さんは、この前日に急逝した三浦春馬さんについて、わずか1～2週間前にテレビの収録で一緒だったことを明かしていた。
「いつか一緒に舞台やりたいねという話をしたばっかりですし、本当に…」と悲痛な様子を見せつつ、「一番最初に出てくるのは、絶対に優しいということですね、誰に聞いても。いつもみんなの味方なんですよね。いろいろな報道があるときもそうですし、現場にいるときもリーダーシップだったりとか、小池徹平がずっと一緒にミュージカルをやっていたので」と三浦さんの人柄を回想していた。
「このときの『ワイドナショー』でのウエンツ瑛士さんの様子については、いくつものメディアが報じていましたよね。
インスタライブではより詳しく三浦さんへの想いを
一方で、同日の『ワイドナショー』放送直前となる午前9時半頃からインスタライブにて、より詳しく三浦さんへの想いや、三浦さんのファンを慮る配慮をしていたことについては、ほとんどのメディアが報じていなかったように感じます。
動画の中でウエンツさんは、『なかなか眠れなかった』と突然の訃報に衝撃を受け、大きな悲しみを感じていることを冒頭で明かし、『悲しい気持ちはたくさんありますし…』『気持ちを切り替えることはできないでしょうけど、僕自身もそうですけどファンの人の気持ちを思うと、こうして話すことも適切かどうか分かりませんけど』と前置きしながら『彼自身が望んでいたこと、みんなが生きやすい優しい世界になってほしい、言葉一つ出すにしても丁寧にということを受け止めたい』としていた。
また、『（受け止め方や感じ方は）各々だから、他人のジャッジはせず、自分自身が出来る範囲のことで、他人を思いやる行動をしていければいいんじゃないか』ということを強調していたことが印象的でした」（メディア記者）
ウエンツさんの当時のインスタライブの模様は、今もウエンツさんの公式インスタグラムにアーカイブとして残っている。
生前に三浦さんと親交があったとされる芸能人がほとんど多くを語らない中、ウエンツさんの愛と思いやりにあふれた動画は非常に貴重なものと言えるのではないだろうか。
（文／西島龍大）
～ライター略歴～
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き