伊藤健太郎を持ち上げるために…女性自身が大谷翔平「侮辱」記事掲載で不快感 | The Audience
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伊藤健太郎を持ち上げるために…女性自身が大谷翔平「侮辱」記事掲載で不快感

伊藤健太郎を持ち上げるために…女性自身が大谷翔平「侮辱」記事掲載で不快感
The Audience

 世界的なスターをこうも軽々しく侮辱するとは……。

 被害に遭ったのは、二刀流のメジャーリーガーとして、打ってはホームラン王と打点王の2冠を狙える位置に付け、投げては8勝&防御率3.00とサイヤング賞獲得の可能性もある、アノ大谷翔平選手だ。
 
 「女性自身」(光文社)が27日、“伊藤健太郎 大物俳優がまさかの後継指名「彼は芸能界の大谷翔平」”という記事を配信。
 
 記事には、故・美空ひばりさんの相手役を幾度となく務めた時代劇界の大スターである林与一さんが伊藤健太郎さんをベタ褒めしていること、「石原裕次郎みたいな後世に残る俳優」「今でいうと、彼の才能は“芸能界の大谷翔平”」と語ったことなどが綴られている。
 
 昨年、伊藤健太郎さんがひき逃げ事故を起こすまでは、飛ぶ鳥を落とす勢いで数々のドラマや映画に出演し、CMも多数請け負い、それなりの立ち位置にあったとは思う。

伊藤さんでなくては成立しない役などなかった

 だが、所詮は駆け出しに毛が生えた程度。それを証拠に、伊藤さんがイメージダウンにより仕事を失って以降、多くの俳優が代理で伊藤さんが演じるはずだった役をこなした。
 
 つまり、伊藤さんでなくては成立しない役、と言えるようなものは実質存在していなかったとも言える状況だろう。
 
 そして、ひき逃げというダーティーなイメージが全く払拭されず、むしろ復帰に向けたインタビューなどでますますイメージを悪化させた感すらある伊藤さんを、往年の大スターである石原裕次郎さんや、日本の枠を超えて世界的なスターとなっている大谷翔平選手と並べて語ることは、たとえかつては時代劇界のスターだった林さんと言えども、さすがに失礼なのではないかとも思う。
 
 あるいは、林さんの発言を記事にすることで起こる反応であったり、影響力を考えれば、そのままタイトルにまで「彼は芸能界の大谷翔平」と記載した女性自身もまた、敬意に欠けていたと言えるかも知れない。
 
(文/中野慎二郎)
 
 ~ライター略歴~
 東京都中野区出身
 演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
 2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動