昨年7月の急逝から間もなく1年が経とうとしている俳優の三浦春馬さん。
14日に、所属事務所アミューズが三浦さんの家族や親族への取材を控えるようあらためて注意喚起し、三浦さんの実母のコメントも公表した。
これを受け、週刊誌やスポーツ紙は一斉にこの事実を報じた。
だが、同日に行われた三浦さん最後の主演映画『天外者』の“プレミア上映会”や、7日に行われた“七夕特別上映”といった前向きな快挙については、ほとんどのメディアが全くと言っていいほど触れていない。
メディアのあるべき姿勢
「アミューズが公表した、三浦春馬さんのお母様のコメントには『願わくば、彼が生涯を捧げた演技とその作品をこれからも忘れずに、愛され続けていることが俳優三浦春馬としての喜びとなり、私自身も一番の追悼になると思っております』という一節があります。
お母様がこう仰っているわけですから、メディアは積極的に三浦さんが魂の演技を見せている作品の偉業の数々を報じるべきだと思うんですよね。
そして、そうしたメディアの動きを促進するような姿勢をアミューズも取るべきなのではないかと思いますよ」(メディア記者)
プライベートにずかずかと無神経に足を踏み入れるような取材等は一切望んでいないが、三浦さんが生涯を捧げたパフォーマンスの数々が多くの人に愛されることは、三浦さんの実母も望んでいる。
今後は、メディアがその姿勢をあらため、三浦さんの遺してくれた素敵な作品を取り上げる機会が増えることを願いたい。
(文/窪田翔吾)