6日は西武ライオンズのファンにとって衝撃の連続となった。
まずは、北海道は旭川のスタルヒン球場で行われた日本ハムとの一戦では、同点の9回にマウンドに上がった39試合連続無失点の日本記録保持者・平良海馬投手が、2アウト1塁からセンターオーバーの2塁打を浴び、今季初失点、初黒星。
これにより、平良投手の連続試合無失点記録は39でストップすることになった。
それからわずか2時間あまり、6日が終わろうとしている深夜に、今度は“平成の怪物”として数々の印象的な場面を作ってきた功労者の松坂大輔投手が、今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ決断をしたというニュースが入ってきた。
プロ野球の1つの歴史が終わろうとしている
「プロとしてのスタート地点でもある西武に昨年復帰して、最後の花道を飾ろうと懸命に努力をしていた松坂投手ですが、昨年7月に受けた頸椎手術の後も肘のしびれが抜けなかったということで、この日までに渡辺久信GMに引退の意向を伝えたようですね。
1999年のデビュー戦で、当時日本ハムに在籍していた片岡篤史選手をインコース高めのストレートで空振り三振を奪ったシーンは今でも強烈に覚えていますよ。
唸りを上げる剛速球と、急激に曲がるキレッキレのスライダーで日米で大活躍した“平成の怪物”、そして“松坂世代”の代表である松坂投手がいよいよ引退ですか……。
プロ野球の1つの歴史が終わろうとしているんだと思うと、非常に感慨深いものがありますね」(スポーツ記者)
ひとまず、節目を迎える松坂投手にお疲れさまでしたと伝えたい。
そして、残されたシーズンの中で、もう一度だけ1軍のマウンドに上がる姿を見てみたい。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している