2日に「NEWSポストセブン」(小学館)に、6月下旬の深夜に都内のクラブに出入りのうえ飲酒するなど、所属するDeNAベイスターズの定めたコロナ禍におけるチームルールに違反する行動を取っていたことが報じられた、乙坂智選手。
3日、この問題行動に対しDeNA球団が「厳重注意および当面の間自宅謹慎処分を課した」と発表したのだが……。
「昨年リーグ2位の打率.323を記録しリードオフマンとして活躍した梶谷隆幸外野手が、オフにFAで巨人に移籍し、乙坂選手にとってはチャンスが広がっている2021年シーズンだったんですがね。
今年のこれまでの乙坂選手の1軍成績は、打率.211、2軍でも打率.253、2本塁打、10打点と正直なところ全くパッとしません。
6月12日のイースタン西武戦で死球を受けて途中交代して以降は、2軍の試合にすら出場できていない状態でした。
そんな状態にもかかわらず、往年の大物選手ばりの夜遊びですからね。
ユニフォーム姿が見られるのは今年まで
そもそも、今年から監督を務める三浦大輔監督は、そうしたプライベートの乱れを嫌う性格です。
そのため、2019年に未成年との半同棲交際、その未成年女性が自殺未遂を図ったことが『週刊文春』(文藝春秋)に報じられていた乙坂選手はもともと厳しい目で見られていました。
それでもグラウンドで結果を残せば、過去の悪しきイメージは払拭できる可能性があったんですが、ろくに試合に出られない体調の中、夜な夜な遊び歩いていたとなれば、もう三浦監督からは見捨てられるのではないかと思いますよ。
昨年までの成績、そして今年のこれまでの成績と今回のスキャンダルを総合的に考えて、乙坂選手のユニフォーム姿が見られるのは今年までとなってしまう可能性は高そうですね」(スポーツ記者)
起死回生の活躍を見せようにも、試合出場はおろか練習にすら参加できない自宅謹慎の身では、それも叶わない。
乙坂選手は引退待ったなしの窮地に追い込まれたか。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している