昨年7月18日に急逝した俳優の三浦春馬さん。
三浦さんの「お別れの会」は、当初昨年中に開催予定だったものの、コロナ禍の影響を受け今年の7月を目途に開催予定となっていた。
また、4月下旬には三浦さんが所属するアミューズが「お別れの会」開催に関して「以前よりご報告させていただいております、皆様が想いを寄せて頂く会に関しましては、三浦春馬のこれまでの活動を皆様に感じていただけるような、温かい場所となるよう、スタッフ一同話し合いを重ねております。未だ続く新型コロナウイルス感染拡大の状況を見極めながら、改めてご案内させていただきますので、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます」と発表していた。
そして、今日26日に、ついにアミューズより具体的な内容が発表された。
「様々な検討や議論を尽くした結果、”お別れ”をする場ではなく、それぞれの心の中で生き続けている彼に、それぞれの場所から想いを寄せていただける場を作ることこそが、皆様のお気持ちに最もお応えできる方法なのではないかという結論に至り、7月18日に、追悼サイト内に特別な場所をご用意させていただくことといたしました」というものだ。
不満の声が噴出
「散々引っ張っておきながら、結局は“お別れの会”ではなく、特設サイトの設置という結論ですからね。
多くのファンから『いつまでも気持ちにケジメがつけられない』『ファンの事をどれだけ苦しめ、侮辱し続けるのか?』『私たちの気持ちに寄り添おうって気持ちは全く感じられない』と不満の声が噴出している状況ですよ。
『検討や議論を尽くしたって言ってるけど、ファンの意見はその議論の場に全く持ち込まれてませんよね。百歩譲って、ファンの意見はスルーしても構いませんけど、こんなやり方を春馬くんが望んでいるとは思えません。7月18日はコロナの影響で発表された形式で仕方ないとしても、コロナが落ち着いてから、あらためて気持ちの整理が付けられるような“お別れの会”を開いてくれないと、絶対にアミューズのことを応援する気にはなれませんよ!』と手厳しいコメントも聞こえてきています」(メディア記者)
一番の問題は、将来的にファンが集まって行う形式の「お別れの会」をやるのかどうかを“うやむや”にしている点にあるだろう。
これまでに叫ばれ続けてきた数々の疑問を沈静化するどころか、あらたな火種となりかねない今回のアミューズの発表。
ファンが言っているとおり、一体どこで誰が、どういう方針のもとで行った検討や議論だったのだろうか。
また新たな疑問が生まれる結果になってしまったことは間違いないだろう。
(文/窪田翔吾)