19日(日本時間20日)に、アメリカはラスベガスでのIBF世界バンタム級1位マイケル・ダスマリナス選手との指名試合を3回KO勝ちで、さらに「モンスター」としての強さを見せつけた、ボクシングWBA&IBFバンタム級王者・井上尚弥選手。
まさしく相手に何もさせずに、圧倒的な破壊力とテクニック、パンチコントロールを証明してみせたことで、いよいよ年内にもWBCおよびWBOのバンタム級王者のタイトルを井上選手が獲得し4団体の統一王者となる可能性が高まってきた。
まずはWBC王者のノニト・ドネア選手、WBO王者のジョンリル・カシメロ選手が8月14日(日本時間8月15日)に激突する試合の行方に大きな注目が集まる。
そんな中、22日に「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が“上半期スクープ”として“井上尚弥が弟・拓真の不倫を黙認、女性に放っていた「冷徹すぎる一言」”との記事を掲載し多くの怒りを買っている。
『井上選手の邪魔すんな』
「記事は、そもそも2月に掲載したものを再掲したものなんですが、初掲載時にも『井上拓真と不倫相手の話に、兄貴だからって井上尚弥の名前を出すのはおかしい』『“(不倫が)盛り上がっていれば結婚するとかそんなことも言うけど、それを真に受けるのはおかしい。高校生じゃないんだからさ”と弟の不倫相手に言ってあげるのは冷酷でも何でもなく、弟と不倫相手それぞれの将来のことを考えた紳士的な対応でしょ』『歴史に名を残す偉大なチャンピオンとして、今が本当に大事な時期なんだから、訳の分からんこじつけ記事で井上選手の邪魔すんなよ』と大ヒンシュクを買っていました。
それなのに、井上選手の王座防衛の直後にまたこうして再掲したワケですから、数々の怒りの声が届くのも当然のことでしょう」(メディア記者)
冗談抜きで、井上選手本人には何の非もない話を、井上選手の名前を持ち出すことで記事を売ろうとするゲスな行為はやめてほしいものだ。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している