このところ続々と新型コロナウイルス感染者が増えている芸能界。
22日だけでも、名古屋発で東海地方を中心に活動する男性9人グループ「ボイメン」こと「BOYS AND MEN」のメンバーのうち5人、女優でモデルの久松郁実さん、元宝塚歌劇団トップスターで女優の柚希礼音さん、お笑いコンビのザ・たっちの2人らの感染が報じられていた。
そして、22日夜になってジャニーズ事務所所属の俳優・風間俊介さんも感染したことが、ジャニーズ事務所公式サイトにて発表された。
風間さんは情報番組『ZIP!』に月曜のMCとして出演しているが、年内の月曜の放送はすでに終了しており、また23日朝の放送にて風間さんの「濃厚接触者はいない」との報告があった。
他にも風間さんは徳川家康役で『麒麟がくる』(NHK)、主人公の夫役で『監察医 朝顔2』(フジテレビ系)、来年3月放送開始予定の主演ドラマ『やっぱりおしい刑事』(NHK・BSプレミアム)と、撮影が続いている作品へ出演中で、感染を受けての影響は必至ではないかと見られている。
『家でもマスクを』
「21日に首都圏の4知事が年末年始の感染防止対策について話し合い、『家でもマスクを』とのメッセージを出しました。
そんな中で、少しずつ口を覆うタイプのマスクを着用しての撮影が増えつつあったとは言え、いまだに多くの番組がマウスシールドでの撮影で済ませていたエンタメ業界から、このところ一気に感染者が増えてきていますね。
マウスシールドはスーパーコンピューター『富岳』を使った飛沫の飛散シミュレーションでも、一般的なマウスと比べて効果が低いとの結果が出ていることはすでに報じられています。
特に影響力の大きいエンタメ業界では、マスク着用で視覚的あるいは聴覚的にマイナスがあるのだとしても、しっかりとマスクを着用しテレビ出演するなどして、視聴者へマスク着用の意識付けをしてもらいたいものです」(メディア記者)
まずは、風間さんらの1日も早い回復を祈りたい。
(文/西野麻衣)