12日、俳優の木下ほうかさんが自身のツイッターを更新。
「聞いて~」と切り出し、「オトナになって初職質された~(泣)」「『急いでるから応じません』『すぐ終わります、スーツケースを開けてください』『舞台挨拶があるから間に合わないダメ』『舞台?あなたは有名な方ですか?』マスクを外し『貴方が知らないなら無名です』ここで先輩風警官が気づいてくれて釈放に」と、職務質問をしてきた警察官との一連のやり取りを語った。
木下さんとしては、自身の知名度がまだまだだなと身につまされた恥ずかしいエピソード、くらいの気持ちでつぶやいたのだろうが、世間からは全く違った部分に多くの注目が集まっているようだ。
職務質問におかしな聖域がある
「この投稿を見た方からは、『有名人ならスルーだとしたら随分適当な仕事してますね』『有名人だとわかると職質しないのは不公平じゃん』『木下さんは確かに有名人だが犯罪は絶対に犯さないと言う根拠は無い。事件や事故を防止するのは警察官の大事な職務であり、有名人だからと職務質問を止めた警察官は職務怠慢だと思う』と、警察官の職務質問におかしな聖域があると指摘する声がたくさん出ていますね」(メディア記者)
確かに、知名度が高い人が、すべからく犯罪をしないなんて理屈は通らない。
木下さんのツイートは、奇しくも職務質問に潜む色眼鏡や職務怠慢の現状を暴露することにつながったようだ。
(文/高柳拓郎)