昨年7月の急逝から、あと1週間ほどで11ヶ月が経過しようとしている、俳優の三浦春馬さん。
三浦さんにとって生涯初めての映画主演を果たした作品である『森の学校』(配給:森の学校上映委員会、監督:西垣吉春さん)。
9日朝、『森の学校』が公式ツイッターを更新。
「7月17~30日 シネ・ウインド(新潟県)※チケット販売は劇場窓口」「7月17~18日 吉祥寺プラザ(東京都) ※チケット販売はドリパス」と2件の上映情報を発表した。
また、「引き続き土浦セントラルシネマズでも毎日上映してます」と、三浦さんの生まれ故郷である茨城県土浦市にある土浦セントラルシネマズでは、今後も終了予定を定めることなく当面の間、上映が続いていくことを報告した。
主演の原点である『森の学校』も世界へ
「4月くらいまでは、各地で主にドリパスでのチケット販売ではありましたが、『森の学校』を上映する劇場はいくつかありました。
ただ、緊急事態宣言の発令、そして度重なる延長のあおりを受けるような形で、いつしか『森の学校』を上映する劇場が土浦セントラルシネマズさんだけというような状況になっていました。
東京都内での映画館の稼働が再開できたこともあって、今後はあらためて『森の学校』の上映が各地に広がって行く流れができるかもしれませんね。
また、三浦さん最後の主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)は、このところ海外展開が盛んになっています。
その結果、展開先の国々で『春馬さんの作品をもっと見たい!』という熱が高まる可能性は大いにありえますし、そうなれば三浦さんの主演の原点である『森の学校』も世界へと羽ばたいていくかもしれませんね」(メディア記者)
三浦さんの心に深く語りかけてくる演技が、多くの作品を通して、世界中の人々に見てもらえる機会がそう遠くない未来に訪れるかもしれない。
(文/西野麻衣)
~ライター略歴~
茨城県出身
シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている