20日に行われた漫才日本一を決める『M-1グランプリ2020』(テレビ朝日系)決勝で、優勝を果たしたのはお笑いコンビ「マヂカルラブリー」だった。
アキナ、マヂカルラブリー、見取り図、錦鯉、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランドに、敗者復活戦を勝ち上がったインディアンスを加えた10組で決勝ファーストラウンドを戦い、おいでやすこが、マジカルラブリー、見取り図の3組がファイナルラウンドへ。
ファイナルラウンドは、審査員の票がおいでやすこが2票、見取り図2票、マヂカルラブリー3票という超接戦をものにして、マヂカルラブリーが今年の漫才師の頂点に立った。
2017年には上沼恵美子さんから酷評
マヂカルラブリーは2017年にも決勝に駒を進めていたが、そのときは最下位の10位となり、審査員の上沼恵美子さんから酷評される結果に。
そのとき以来の決勝進出で、ボケ担当の野田クリスタルさんは「絶対に笑わせたい人がいるんです」と意気込んで臨むも、肝心の上沼さんは当時のことを全く覚えておらず、今日の決勝本番前にスタッフからそんなことがあったことを伝えられてもピンと来なかった様子。
それでも、そんな上沼さんをも笑いの渦に巻き込んだマヂカルラブリーの見事な優勝だったと言えるだろう。
なお、野田クリスタルさんは今年3月に行われたピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり2020』(フジテレビ系)でも優勝をしており、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品さん以来となる「M-1、R-1の2冠」達成となった。
粗品さんの場合は、M-1を制した翌年にR-1を制しているため、同じ年に2冠を制したのは野田クリスタルさんが初の快挙となった。
優勝後のインタビューでは、「今年限りで審査員を辞める」と発言していた上沼さんへ向けて「えみちゃんやめないでー」と叫んだ野田クリスタルさん。
相方でツッコミ担当の村上さんとともに、この後多忙な日々を送る事になることは間違いない。
マヂカルラブリーがこれからどんな活躍を見せてくれるのか、注目が集まる。
(文/スコッティ角筈)