今日18日で、三浦春馬さんの7月の急逝から5ヶ月が経過した。
前日までドラマの撮影に、周囲からは精力的と見られる姿勢で臨んでいた三浦さんが翌日の7月18日に唐突に亡くなり、自死と見られる状況に進んでしまった要因は何なのか。
前兆はなかったのか、映像越しにも伝わってくる激ヤセの要因は何だったのか。
本人にしか分からない部分がほとんどだということは理解しており、完全に納得できるような説明をすることは所属事務所のアミューズにも不可能だろう。
釈然としない想いを抱えたファン
だが、たとえそうだとしても、死亡当日や四十九日でのアミューズの発表、過剰労働があったのではないかという指摘、遺作ドラマ『カネ恋』での不可解な演出などを受けて、一部過剰な憶測やデマがあるとは言え、釈然としない想いを抱えたファンが多数いる状況で何も答えないという姿勢はいかがなものだろうか。
映画『天外者』(配給:ギグリーボックス)や『ブレイブ -群青戦記-』(配給:東宝)のプロモーションを行うのと併行して、三浦さんへの思いを語ったり、すぐに会見を開けないとしても『こういう事情で今すぐではありませんが、何日に会見を行います』と伝えることはできるのではないかと思う。
『誹謗中傷、デマ情報の拡散、過度な憶測記事の掲載に対しては法的措置も辞さない』との姿勢をアミューズは示しており、これは当然の姿勢だろう。
ただ、疑問を抱え釈然としないファンの想いに寄り添わずに、プロモーションだけは進めていくというのは、悪質な意見に毅然と対応するということとは別物だ。
やはり早期にファンの想いに寄り添い、会見でアミューズとしての答えを語ることが、三浦さんの名誉のためにも、何よりもアミューズの名誉のためにも良いのではないだろうか。
(文/窪田翔吾)