3日、2019年5月31日をもって活動を休止していた劇団「キャラメルボックス」が、公式サイトにて活動再開を発表した。
復活公演として劇団の代表作の1つである“サンタクロースが歌ってくれた”を12月22~26日の期間に東京・サンシャイン劇場にて上演するという。
公式サイトには、劇団の代表である成井豊さんが「自分の劇団であるキャラメルボックスでしか作れない芝居があることに気付きました」「今後は、これまでの反省を活かして、あらゆる面において無理のない公演活動を行っていくことをお約束します。つきましては、12月の復活公演に、ぜひとも足をお運びください」とコメントを寄せている。
「一時は年間で10億円以上の売上を記録するなど、演劇界のトップランナーとして君臨したキャラメルボックスですが、経営悪化により2019年に活動休止を発表していました。
今回の復活の発表には多くのファンが喜びの声を上げており、12月の復活公演のチケットは上映期間が短いこともあり早くも争奪戦が予想されています。
上川隆也さんの存在
そして、やはりキャラメルボックスと言えば、退団する2009年まで20年に渡り劇団の顔として活躍した上川隆也さんの存在が語られるところですよ。
1995年に、それまでは世間的には全くの無名だった上川さんがNHK70周年記念日中共同制作ドラマ『大地の子』で主役に抜擢され、キャラメルボックスの知名度は全国区へと一気に飛躍しました。
今回の復活公演で予定されている“サンタクロースが歌ってくれた”は過去に1989年、1992年、1997年、2010年と4回上演されていますが、上川さんは4回とも《太郎》という主要キャストで出演していました。
復活公演にも上川さんが出演するとなれば、ますますプラチナチケット化する流れとなる可能性が高いですが、出演を期待する声は早くも数多く聞こえてきています」(メディア記者)
果たして、キャラメルボックスの再始動という門出に上川さんがどのように関わるのか、今後の劇団からの発表に注目が集まる。
(文/恵和恵)