川上拓斗審判員の意識回復を先輩審判が証言 SNSで話題に | The Audience
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川上拓斗審判員の意識回復を先輩審判が証言 SNSで話題に

川上拓斗審判員の意識回復を先輩審判が証言 SNSで話題に
川上拓斗 審判員

 4月16日の神宮球場で頭部を負傷し、入院が続くNPB審判員の川上拓斗さん(30)について、「意識が回復した」とする話がSNSで広がっている。

 出どころはThreads上の投稿で、先輩審判が回復を証言した、という内容だ。Xにも転載され、励ましの反応が集まっている。
 
 ただし、日本野球機構(NPB)や川上さんの家族からの新たな発表はない。

 最後に容体が公式に示されたのは6月8日で、家族のメッセージをNPBが公表したときだ。そこでは、担当医師の見立てとして「まだ意識回復とまでは言えない」としつつ、見舞いにまばたきで反応したり、腕を動かしたりするようになり、受傷直後よりは良くなっている、と説明されていた。退院のめどは立っておらず、治療とリハビリを続ける、という内容だった。

 事故は、4月16日に明治神宮球場で行われたヤクルト対DeNAの5回戦で起きた。一軍初の球審を務めていた川上さんの左側頭部に、ヤクルトのホセ・オスナ選手が振りきったバットが手から離れて直撃。川上さんは担架で運ばれ、緊急手術を受けて集中治療室に入った。頭蓋骨の陥没骨折だったと報じられている。
 
 4月30日には一般病棟へ移ったことがNPBから発表されたが、意識は戻っていなかった。

 NPBはこの事案を極めて重大と受け止め、球審のヘルメット着用を指示した。5月には危険スイングへの罰則も設けられた。審判団が袖番号「29」をヘルメットに付けるなど、回復を祈る動きも続いている。
 
 意識が戻った、という今回の話は、家族やNPBが確認したものではない。マスコミも、オスナ選手が所属するヤクルトの法務部も、川上さんの容体は注視しているはずだ。それでも、6月8日以降に回復を裏付ける報道は出ていない。公式の経路を通らない情報が先に拡散している点から、信憑性には疑問が向けられている。

 容体の更新は、家族がNPBを通じて出す形がこれまで続いてきた。次の発表があるまでは、SNS上の証言は未確認の情報にとどまる。
 
(文/潮崎達至)