8歳アイドル練習生・平田琉七さん、インフルエンザ心筋炎で逝去 | The Audience
8歳アイドル練習生・平田琉七さん、インフルエンザ心筋炎で逝去 | The Audience
スポーツソーシャル芸能
  • ホーム
  • 芸能
  • 8歳アイドル練習生・平田琉七さん、インフルエンザ心筋炎で逝去

8歳アイドル練習生・平田琉七さん、インフルエンザ心筋炎で逝去

8歳アイドル練習生・平田琉七さん、インフルエンザ心筋炎で逝去
平田琉七さん

 名古屋のガールズアイドルプロジェクト「DIANNAプロジェクト」は28日、名古屋練習生の平田琉七さんがインフルエンザ罹患に伴う心筋炎のため亡くなったと発表した。8歳だった。

 死去は9月25日午前4時ごろ。通夜と葬儀は遺族の意向で近親者のみで執り行われた。
 
 公式サイトは「これまで平田琉七を応援してくださったファンの皆様、ならびにご支援いただいた関係者の皆様に、心より深く感謝申し上げます」と記し、遺族の心情に配慮して個別の問い合わせや取材、SNS上の質問を控えるよう求めた。
 
 本人名義のXアカウントでも「突然のご報告となり申し訳ありません」と報告され、「琉七の人生の1/3がアイドルでした。琉七はみんなの事が大好きでした。もし可能であれば、永遠のアイドルとして皆さんの心の隅にでもいさせてあげてください」との言葉が添えられた。

 平田さんは2018年4月16日生まれ。愛称はルナちゃん。語尾の「でゴザル」が印象に残る投稿で知られ、定期公演などに出演していた。9月20日の定期公演後には「今日もありがとうゴザルました たのちかった」と写真付きで報告しており、それが生前最後の投稿となった。公演からわずか数日での急逝に、ファンや関係者は衝撃を受けている。経過の詳細や予防接種の有無は公表されていない。

 この知らせを受け、医療関係者や報道では、インフルエンザが心筋炎など重い合併症を起こし得ることが改めて指摘されている。心筋炎は心臓の筋肉に炎症が起きる病態で、インフルエンザウイルス感染後にまれに発症する。進行すると循環不全や致死的な不整脈につながる場合がある。小児は免疫が未熟なため、重症化しやすい高リスク群とされる。

 台湾メディアなどに引用された専門家の説明でも、「インフルエンザは普通の風邪ではなく、心筋炎、脳炎、重症肺炎などを併発し得る。幼い子どもでは病状の変化が極めて速い」と注意が呼びかけられている。日本の医学解説でも、A型・B型インフルエンザ感染後にまれに脳炎や心筋炎が起きると記載されている。頻度は高くない一方、一度重症化すると救命が難しいケースがある点が、今回の報道で広く知られるきっかけになった。
 
 医師らが強調するのは、予防と早期受診の重要性だ。手洗い、マスク、十分な休息に加え、流行期のワクチン接種は重症化を減らす手段と位置づけられている。子どもでは高熱が続く、ぐったりして水分が取れない、胸の痛みや動悸、息苦しさ、意識がはっきりしない、といった変化があれば、様子を見すぎず医療機関を受診する必要がある。

 8歳の練習生が残した「たのちんで」という言葉と、突然の別れ。幼い命を奪う合併症があるという事実は、アイドルを応援する場を超えて、季節性インフルエンザへの備えを問い直している。
 
(文/スコッティ角筈)
 
 ~ライター略歴~
 長崎県出身
 本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたという
 アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する