
27日のみずほPayPayドーム。ホークス一筋19年の中村晃選手(36)が6番一塁でフル出場。現役最終安打を放ち、オリックスに12-5で勝って花道を飾った。
セレモニーでは帝京高校の大先輩でタレントの石橋貴明さん、ともにホークスの一員として戦った鳥越裕介さん、和田毅さん、福田秀平さん、松田宣浩さん、川崎宗則さん、帝京高校の後輩で元日本の杉谷拳士さんらのビデオメッセージが流れた。
秋山幸二さん、工藤公康さん、小久保裕紀さんと並び、スピーチで名前が出た歴代監督が一人、壇上にも映像にもいなかった。藤本博史元監督である。
その欠席は、ファンの勘では終わらなかった。藤本さん本人が自身のインスタグラムで、呼ばれなかったと報告した。泣き顔の絵文字付きでショックを隠さない書き方だった。
選手時代は1985~1997年の13年間、さらには2011年から打撃コーチ、三軍、二軍、一軍監督、特別アドバイザーと2025年までホークスにいた。中村選手とは15年間、ともにホークスを様々な形で支えてきた。
それだけに、「(一軍監督を任された)時期が悪かっただけなのに扱いが悪い」「今の礎は藤本なのに」との声も出た。球団公式は欠席理由を説明していない。
中村選手は帝京高校から2007年ドラフト3巡目でホークスに入団。2014年に最多安打のタイトルを獲得。一塁で4年連続ゴールデングラブ賞。通算1522安打を記録、リーグ優勝9回、日本一8回の常勝チームを支え続けてきた。
(文/中牟田晃)