
堺雅人さん主演のTBS系日曜劇場『VIVANT』の劇場版の詳細について、これまでのところ公式発表はない。
それでも16日の週刊文春電子版と17日発売の誌面は、配給を東宝が務めると明記した。公開時期は、東スポなどが12月4日全国公開で調整、と先に伝えていた。
ドラマ第2シーズンは11月8日に最終話を迎えることが公表されており、直後に映画で回収する構想だ。製作費は1話1億円超とも言われ、福澤克雄監督自身も「赤字」と公言してきた。劇場版はドル箱作品になることが確実視されていた。
同じ文春が、その監督の「骨折パワハラ」をスクープした。第2シーズン撮影中、脚立に乗っていたスタッフへ詰め寄り、押し倒して骨折させた、という内容だ。
TBSは文春の取材に「調査の結果、パワーハラスメントに該当する言動が認められ、厳正に人事上の措置を行った」と回答している。パワハラ認定自体は7月時点でも公表済みで、監督は調査のため一時現場を離れていた。しかし、骨折事案にまで踏み込んだのは今回が初めて。
Xの大手アカウントが「VIVANT 福澤克雄監督(62)骨折パワハラ」と文春リンクを添え投稿すると、表示は700万を超えた。その投稿に「東映公式ニュース」がいいねをしていた、と同アカウントがスクリーンショット付きで晒した。「東映公式ニュースさん、いいねありがとうございます」との一文を添えている。
いいね一つで会社の意思は読めない。誤タップの可能性もある。それでもタイミングは悪い。視聴率独走の連ドラを、年末の大作映画に直結させる計画の直前に、監督の暴力性が再燃した。
配給が報道どおり東宝なら、公開までの宣伝と人権対応を同時に抱える。東映側から見れば、対抗馬の傷。思わずほくそ笑んでしまったということなのかもしれない。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中