
元プロ野球投手のブライアン・ウルフさんが9月15日、45歳で亡くなった。
妻ラチェルさんがFacebookに「非常に困難で拷問のような戦いのあと、今朝早くに亡くなりました」と記した。
欧米メディアは病名を公式には特定していない。一方で、長く苦しい闘病だったとの家族の表現と、周囲の伝え方から、がんとの戦いだったと報じる向きもある。元メジャーリーガーのブランドン・バーンズさんも「親友でありメンターを失った」と追悼している。
ウルフさんは1980年11月29日、米カリフォルニア州フラートン生まれ。サーバイト高から1999年、ミネソタ・ツインズに6巡目指名された。
マイナーで6年投げ、トリプルAまで上がったあと、ブリュワーズを経て2006年にトロント・ブルージェイズへ。2007年5月にメジャーデビューし、同年は38試合で防御率2.98。3シーズンで72試合、5勝5敗、防御率3.81だった。
日本では先発として花開いた。2010年に日本ハムへ入り、初年度は中継ぎもこなした。11年12勝、12年は防御率2.66、13年9勝。ファイターズでは77試合に先発し35勝29敗。最後の年は大谷翔平の1年目と重なる。14年からソフトバンク。同年4勝、チームは日本一。15年は登板が減ったが、連覇の一員ではあった。16年から西武。16年は4戦4勝、17年は9勝4敗。18年に37歳で引退した。NPB通算は167試合、56勝40敗、防御率3.43、414奪三振。
日本で9年、3球団を渡り歩いた右腕だった。派手な三振投手というより、イニングを食う先発として記憶される。
ウルフさんのご冥福をお祈りいたします。
(文/The Audience 編集部)