
ソフトバンクとの今季最後の直接対決となった9月10日、日本ハムは3-2で敗れた。
同一カード3連敗。対戦成績は5勝18敗2分けで敵地は1勝11敗。連夜の1点差負けで、首位ソフトバンクとの差は9ゲームに開いた。
試合後、選手会長の清宮幸太郎内野手を中心にベンチや引き際で笑っているように見える写真が拡散され、「なんで笑えんの?」との投稿が注目を集めた。ファンからは「ヘラヘラしている」「緊張感がない」と失望の声が広がった。
試合内容は勝ち越しや追いつくチャンスを決め切れない展開だった。先発の加藤貴之は2回に柳田悠岐の14号、3回に正木智也の24号、4回に柳田の15号と3イニング連続被弾。進藤勇也の6号で一度は追いついたが、直後の一死満塁に4番・野村佑希が併殺打に倒れ逸機。8回に水野が適時打で1点を返したあとも進藤が三振に倒れ満塁を生かせず。加藤貴は7回3失点で3敗目。優勝を争うはずだった相手にカードをスウィープされた。
その夜に出回ったのが、敗戦後の選手たちの表情だ。引用元の投稿は写真とともに「なんで笑えんの?」と問い、続けて「本当に面白いわうちの選手会長は」と清宮を名指しした。引用や引用RTでは「選手会長が率先して緩んでいる」「Bクラス体質」「新庄采配以前に選手の顔が試合に出ていない」との書き込みが続いた。笑いが仲間内の気の緩みか、カメラに映った一瞬かは写真だけでは分からない。ただ、1点差でスウィープされた直後に見える笑顔が、応援側には「すべてを諦めた顔」に映った。
清宮は今季、自己最多タイ18号まで到達し、エラーのあとバットで取り返す場面もあった。しかし、期待を背負った中で十分な数字を残しているとは言えない成績。
選手会長という肩書きがある以上、負けた夜の表情は個人成績以上に注目される。27歳の主将が笑って見えること自体が罪ではない。問題は、首位に9ゲーム差をつけられ、直接対決で圧倒されたあとに「まだ戦う顔」が見えなかった、とファンが感じた点だ。
(文/公文裕介)