
「闘う料理人」こめおさん(沼倉大将、31)が統括する「割烹こめを」が、8月22・23日の麻布十番納涼まつりで出した冷やしカニラーメンをめぐる体調不良の訴えが、拡大している。
港区は8月28日時点でみなと保健所への連絡を76人と発表していたが、その後の集計では116人まで増えたという。下痢、嘔吐、発熱、腹痛が中心で、重症者は確認されていない。原因物質と商品との因果関係は、保健所の調査中だ。
問題の冷やしカニラーメンは1杯2000円。とうもろこしの豆乳スープに麺、ソフトシェルクラブのから揚げを載せた冷やし麺だった。
2日間で少なくとも400食超が出たとされ、26日ごろからXに「祭りのあと高熱が出た」との投稿が重なった。共通項として店名が挙がり、港区は出店者への立ち入りを開始した。
焦点になったのは初日の余りだ。22日は雨で「700食余ってしまった」とこめおさん自身が投稿した。保健所関係者はウイルス増殖を踏まえ「使い回した可能性が高い」との見方を示した。店側は「22日に余った商品を23日の販売に使用した事実はない」と否定し、臨時営業許可も申請済みだと説明した。
また、問題となった冷やしカニラーメンは浅草の専門店「かにを」の通常メニューではなく、祭りの出店メニューだとも主張している。割烹こめをは調査結果が出るまで営業を自粛した。
その専門店「かにを」は、9月11日から新宿・大久保公園で開かれる東京カレー万博2026の出店リストに名前がある。会期は10月7日までの27日間、全国48店が出店予定だ。
かにをが9月17日からカレーを出す予定なら、こめおさんは食中毒疑いの調査が続いている最中の屋外イベント再出店になる。
(文/及川るみ)