
JRAは8月6日、高杉吏麒騎手(20)の所属が栗東・藤岡健一厩舎から栗東・フリーに同日付で変更されたと発表した。
デビュー3年目の高杉騎手は2024年3月から藤岡健一厩舎に所属し、JRA通算160勝を挙げている。今年は7月19日までに38勝をマークしていたが、7月25・26日と8月1・2日の開催で騎乗がなく、さらに今週も乗鞍ゼロが続き、3週連続の騎乗なしという異例の状況となっている。
JRAの公式発表では変更の理由は明らかにされていない。しかし、競馬関係者やファンの間では、高杉騎手の素行問題が背景にあるとの見方が強い。
特に元JRA厩舎関係者の稲垣茂氏は自身のXで、調教への大幅な遅刻(大寝坊)を示唆する投稿を続け、過去の別の騎手による「電話をしまくっても出ず、かなりの時間が経過してから連絡が入り、ほぼその日の調教には乗れない」といった事例と比較。
「今回話題になっているケースに関してはそれ以上のレベル」「過去の経緯も考えると、調教師が表に出さないのは幸運だと思うべき」と述べている。
高杉騎手はこれまでも素行面で問題視される場面があった。2024年には地方競馬での新幹線乗り遅れによる前検量遅刻で騎乗停止処分を受け、2026年3月にはスマートフォンの不適切使用で池添謙一騎手とともに騎乗停止となっている。
ネット上では「繰り返された寝坊・遅刻で藤岡調教師の逆鱗に触れ、事実上の破門となった」との声が広がっている。
フリー転身後も現時点で騎乗予定はなく、今後の騎乗馬確保が焦点となる。若手有力騎手の今後の動向に注目が集まっている。
(文/豊田武志)