
セブンイレブンが6月10日の「スムージーの日」に実施した「セブンカフェ スムージー」全品半額キャンペーンが、予想を大幅に上回る利用客殺到で裏目に出ている。
専用マシンの連続稼働による高温化でスムージーの冷たさや食感が損なわれ、店員からは「対応しきれない」「機械が悲鳴を上げる」といった声が相次いでいる。
セブンカフェ スムージーは、冷凍のフルーツ・野菜キューブを専用マシンで約70秒撹拌して作るセルフ式商品。健康志向の高まりで人気だが、通常は1台のマシンを1店舗に設置しているため、半額セールによる集中利用で深刻な混雑が発生した。
各地の店舗ではレジ横のマシン前に長蛇の列ができ、待ち時間が1時間以上になるケースも。マシンの連続使用で摩擦熱が発生し、本来0℃以下を保つはずのスムージーがぬるくなり、食感が「ただのジュース」「溶けたシャーベット」のようになってしまったという苦情が続出している。
店員側も大きな負担に。自動洗浄機能があるものの、連続使用後のメンテナンス時間や行列整理で手が回らず、「機械が止まってアラームが鳴り続ける」「在庫が飛ぶように売れて補充が追いつかない」との悲鳴が店頭やSNSで上がっている。一部では、溶けかけたカップを自宅でブレンダーにかけた客が後日持ち込み、マシンがエラーを起こすトラブルも報告された。
セブン-イレブン公式はこれまで「専用マシンの摩擦熱まで考慮した0℃以下提供」を売りにしてきたが、今回のキャンペーン規模では想定外の事態となった模様。ネット上では「半額は嬉しいけど品質が台無し」「店員さんに申し訳ない」「マシン増設してほしい」といった声が相次いでいる。
キャンペーンは6月10日限定だったが、影響は今後も続きそうだ。セブン-イレブン側は利用客急増への対応策を急ぐ必要に迫られている。
(文/及川るみ)