
5月31日、東京競馬場で行われた第93回日本ダービー(G1)で、3着に入ったバステールに騎乗した川田将雅騎手が、最終直線で内側へ斜行したとしてJRAから過怠金3万円の処分を受けた。
被害を受けたのは、川田騎手と同期の津村明秀騎手が騎乗する11番リアライズシリウスだった。
川田騎手は、スローペースと見るや最後方から一気の捲りで好位へ。そこから粘り強く3着を確保し、馬主・関係者には多額の賞金(3着で約7,500万円)をもたらした。
騎手には賞金の5%が入る仕組みのため、375万円を川田騎手は手にしたことになる。
一方、制裁額はわずか3万円。ネット上では「賞金とのバランスがおかしい」「危険な斜行で3着を確保したのにペナルティが3万円だけとは」「悪質性に応じ、賞金の2~8割をカットできるようにすべき」「今のルールなら、やったもん勝ちすぎる」といった厳しい声が殺到している。
同レースでは5着の横山和生騎手にも過怠金1万円が科されるなど、直線での斜行が目立った一戦となった。
今回の処分を巡る議論は「制裁の重さの妥当性」を改めて競馬界に問うものとなった。
(文/豊田武志)