27日、「デイリー新潮」(新潮社)が、昨年10月にバイクとの接触事故を起こし過失運転致傷およびひき逃げの疑いで逮捕され、その後“不起訴”となった伊藤健太郎さんについて『「伊藤健太郎」涙の独占告白 被害者への贖罪、事故現場を離れたワケと7億9千万円損害賠償を語る』との見出しで記事を配信。
記事には、伊藤さんが事故当初に“ひき逃げ”とされた現場を離れた自身の行動について「時間は夕刻。しかも現場は高架下で暗いということもありましたし、交通量の多さや自分の車の大きさを考えるとすぐにその場で止まるよりも明治神宮外苑アイススケート場のほうに回って戻ってくるほうが安全だと判断してしまいました」と説明したことが記されているのだが……。
大きな乖離
「事故当時に、現場にいたとする方などの目撃情報などでは『タクシーの運転手さんが止まれって言ったのに無視して更に逃げようとした』『信号でタクシーが進路を塞いで逃げられなくなったところでやっと観念したみたいな感じでした』『現場に戻っても携帯をイジリながら不貞腐れたような態度でした』といった証言がありました。
今回の伊藤さんの謝罪記事での発言とは大きな乖離を感じます。
結果として『一周回って戻ろうとしたって言い訳にしか聞こえなくて余計イメージダウン』『何か全然話がすり替わってて、余計にこの伊藤って奴のことを信用できない奴と感じる』などの感想が今回の新潮さんの記事を受けて聞こえてきていますよ。
また、新潮の記事の中で語っている内容をそのまま28日の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)では放送し、誰も事故当時の目撃情報とズレがあることについては突っ込まなかったことにも、違和感を覚えている視聴者が一定数いたようです」(メディア記者)
今さら、事故発生時の状況を事細かに語ることは一切やめて、事故を起こしたこと、結果的に逃げたという印象を与えるような行動をとったことを真摯に謝罪した方が伊藤さんの今後のためには得策だったように思うが……。
一部の人へはさらなる不信感を与えるような謝罪記事となったことは間違いなさそうだ。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中