
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝、侍ジャパンはベネズエラに5-8で敗れ、世界一連覇の夢が潰えた。
3回に一挙4得点で3点リードを奪ったものの、中盤以降に救援陣が崩壊。西武・隅田知一郎と日本ハム・伊藤大海が立て続けに本塁打を浴び、逆転を許した。
WBCで侍ジャパンが準決勝に進出できなかったのはこれが初めて。歴代ワーストの成績で2026年大会を去ることとなった。
先発の山本由伸(ドジャース)は4回2失点と粘投したが、5回に2番手・隅田が登板。1死一塁から2番M.ガルシア(ロイヤルズ)に左中間へ痛恨の2ランを被弾し、1点差に迫られた。隅田は2/3回2失点で降板。
さらに6回、伊藤大海がマウンドへ。無死一、三塁のピンチで7番W.アブレイユ(レッドソックス)に右翼へ特大の逆転3ランを浴びた。飛距離約125mの豪快な一発に、伊藤はマウンド上でぼう然。ベネズエラベンチは大歓喜となった。
侍ジャパンは初回に大谷翔平の本塁打で同点とし、3回には佐藤輝明の適時打と森下翔太の3ランで逆転。阪神コンビの活躍で勢いに乗ったかに見えたが、救援陣の崩れが致命傷に。鈴木誠也の負傷離脱も影響し、打線は後半沈黙した。
井端弘和監督は試合後、「リードを守りきれなかった。悔しい」と唇をかんだ。ファンからは「隅田と伊藤の被弾が痛すぎる」「3点リードをあっさり…」と落胆の声が殺到。侍ジャパンはベスト8で姿を消し、2023年大会からの連覇はならなかった。
(文/樋口健太郎)