
小学館の漫画配信アプリ「マンガワン」で連載された人気作『堕天作戦』の作者・山本章一氏が、在学中の教え子(当時15〜18歳)に対する繰り返しの性加害で札幌地裁から1100万円の賠償命令を受けた判決(2026年2月20日)が報じられた中、新たな疑惑がネット上で急速に広がっている。
山本氏が判決前に別名義(一路一)で同社から新連載をスタートさせていた可能性が高く、犯罪歴が発覚した直後にその作品『常人仮面』の電子書籍配信がサイレント停止されたというもので、出版社の倫理観を問う声が、X(旧Twitter)上で噴出している。
判決の概要と作者の過去
判決では、山本氏(元私立通信制高校講師)が教え子に「おしおき」などと称して性行為を強要したり、自分の排泄物を食べさせたり、身体に「奴隷」と落書きして撮影するなどの極めて悪質な行為を繰り返したことが認定された。
被害女性はPTSDを発症し、精神的苦痛を訴えていた。山本氏は『堕天作戦』の作者として知られ、2022年頃に「私的トラブル」を理由に連載を中断。判決後、ネット上で作者の実名と事件の詳細が特定され、業界に衝撃が走った。
別名義「一路一」での復帰疑惑
判決報道直後、X上で注目を集めたのが、マンガワンで2023年頃から連載された『常人仮面』(作画: 鶴吉繪理)。原作者名義が「一路一」だが、山本氏の別名義ではないかとの指摘が相次いだ。
根拠として挙げられているのは
●担当編集者が『堕天作戦』と同じ成田卓哉氏。
●連載開始時期が『堕天作戦』中断後と重なる。
●山本氏が過去に「別名義で原作をやっている」との趣旨の発言をしていたとの情報。
さらに、女性漫画家(鶴吉繪理氏)とタッグを組んだ点が「背景を知りながら復帰させた」との批判を呼んでいる。出版社が事件を把握していた場合、倫理的問題が大きいとネット上で議論されている。
サイレント配信停止の経緯
判決報道の数時間〜1日後、『常人仮面』の電子版(Kindleなど)が一斉に配信停止となった。公式発表は一切なく、サイレント対応だったため、「バレたら隠蔽?」との声が殺到。Xの投稿では「前代未聞の出版社」「犯罪者を守る体質」との厳しい意見が目立つ。
ネットの反応と業界への影響
Xでは「小学館の倫理感が衝撃」「女性漫画家を巻き込むな」「配信停止で認めたようなもの」との投稿が数万ビューを記録。編集者の成田氏に対する批判も再燃し、150万円の示談提案疑惑が絡んでさらに炎上している。小学館側からの公式コメントはなく、沈黙が事態を悪化させている様子だ。この一件は、漫画業界のコンプライアンス問題を改めて浮き彫りにしており、今後の対応が注目される。
(文/兵藤瑠衣)