
1月下旬からSNS上で急速に拡散された「宇都宮集団イジメリンチ事件」。
動画や画像が投稿され、加害者特定が相次いでいるが、その中心人物が宇都宮市立陽西中学校の3年生だと指摘されている。
X(旧Twitter)上で複数のアカウントが「主犯は品田琥牙(こうが)中3、陽西中学校3年1組」と実名を挙げ、家族背景(親の離婚歴、父親が特定の職業)まで詳細に記述。DM提供者や「同じ栃木在住」の住民からの情報として拡散され、数千件のリポスト・引用が発生した。
動画内容は「大人数で一人を囲み、暴行を加える様子」で、「集団暴行」「いじめを超えたリンチ犯罪」との声が殺到している。
陽西中学校は宇都宮市内の公立中学校で、いじめ防止基本方針を公開し、「いじめゼロ宣言」を掲げているが、今回の件で学校名が特定されたことで、学校公式サイトへのアクセス集中や問い合わせが相次いだとみられる。学校側は現時点で公式コメントを出していない。
一方、拡散の背景には、最近の栃木県内でのいじめ関連動画拡散(県立高校トイレ暴行動画など)が重なり、「中学生でも同じことが起きている」「見過ごせない」との怒りが燃料となっている。ネット上では「被害者保護を優先すべき」「未成年実名晒しは二次被害」「警察に任せろ」との意見が対立。栃木県警への情報提供を呼びかける投稿も目立つ。
学校・教育委員会・警察の正式な対応が待たれる状況の中、未成年が関わる事案のため、憶測による拡散は控えるよう呼びかけられてもいる。
(文/二宮誠司)