「高市さんの通るところだけキレイに除雪されていた」首相の札幌入り対応に市民から不満と怒りの声 | The Audience
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「高市さんの通るところだけキレイに除雪されていた」首相の札幌入り対応に市民から不満と怒りの声

「高市さんの通るところだけキレイに除雪されていた」首相の札幌入り対応に市民から不満と怒りの声
高市早苗

 2026年1月28日、記録的な大雪に見舞われた札幌市に高市早苗首相が緊急入札した。衆院選(公示27日、投開票2月8日)の応援演説のためだったが、この訪問をめぐり、地元住民の間で強い不満と怒りが広がっている。

 札幌市は1月25日以降、1月としては異例の豪雪に見舞われ、幹線道路ですら除雪が追いつかず、生活道路は雪で幅が大幅に狭くなり、交通麻痺状態が続いていた。JR北海道の運休や新千歳空港での大混乱も相次ぎ、市民生活は深刻な打撃を受けていた。
 
 こうした中、高市首相は午後から札幌市内で複数の街頭演説や集会に参加。JR手稲駅前での演説では氷点下2度の厳しい寒さの中、白いダウンコート姿で「新しい政権の枠組みに力を」と訴えた。演説会場周辺や移動経路では、雪が比較的きれいに除去されており、車がスムーズに通行できる状態が保たれていた。

 これに対し、SNSや地元住民の間では「高市さんの通るところだけキレイに除雪されていた」「他の市民の生活道路は雪に埋もれたままなのに、首相の車が通る道だけ優先的に片付けられたのか」「お金をかければできるなら、なぜ全域でやらないのか」という批判の声が相次いだ。
 
 ある札幌市民はX(旧Twitter)でこう投稿した。「高市早苗さんが札幌に来た日は、演説場所や移動ルートだけ除雪が完璧だった。全市民が困っているのに、VIP待遇すぎる。腹立つ」こうした投稿は瞬く間に拡散され、リポストや引用が数百件に上った。

 一方で、高市首相は同日、鈴木直道北海道知事と秋元克広札幌市長から面会を受け、大雪対策に関する緊急要望書を受け取った。要望内容は道路除排雪費用の財政支援強化、雪堆積場の確保、JR北海道への安全対策支援など。首相は「執行状況に足りない分は確実に国費で対応する」「道民・市民の命を守ってください」と応じ、支援を約束した。
 
 しかし、この約束に対しても「今さら支援を約束する前に、まずは札幌市民全員の道路を平等に除雪してほしい」「選挙前のパフォーマンスにしか見えない」との冷ややかな反応が目立った。

 札幌市は同日、生活道路の緊急排雪に着手することを発表。従来の「パートナーシップ排雪」(町内会負担制度)を中止し、市全額負担でスピード優先の作業に切り替えたが、作業は交通量の多い幹線寄りの道路から始まっており、全域に及ぶまでには時間がかかるとの見方が強い。
 
 厳冬期に行われる異例の衆院選。雪に閉ざされた北海道で、高市首相の「札幌入り」は支援約束の一方で、除雪対応の「格差」を象徴する出来事として、市民の怒りを買う結果となった。選挙戦は残り10日余り。雪解けとともに、こうした不満が有権者の投票行動にどう影響するのか、注目が集まっている。
 
(文/二宮誠司)