4日にモデルのマリエさんが自身のインスタライブにて、15年前に島田紳助さんに枕営業を持ち掛けられ、同席した出川哲朗さんやお笑いコンビ・やるせなすがこれを後押しするように「やりなよ」と勧めていたことを暴露したことによる騒動。
出川さんややるせなすは事務所を通じ「そのような事実はない」と否定し、これを受けマリエさんが「私は嘘をつきません」とインスタグラムに投稿するなど、暴露発言の真偽はいまだ不明となっている。
この件に関連し、9日にはタレントの武井壮さんが自身のYouTubeチャンネル『武井壮百獣の王国』の配信ライブ内で触れた。
「昔はそんなことあったんでしょうね」「昭和・平成の初期ぐらいのころとか、そんなこともあったのかな」と推測しながら、現在については「そんなことやったら多分すぐ告発されて終わるでしょ。だから芸能界ってそんなところだって言われても、全然そんなところじゃないっすよ。すごい健全なところ」と、マリエさんの暴露そのものへはあったともなかったとも私見を言わなかったが、過去と現在の芸能界の違いについて持論を述べていたのだが……。
ゼロと言い切っていることには違和感
「一部では『マリエさんのセクハラ被害をなかったと言うなんて許せない』など、武井さんの発言を誤解している人もいるようですね。
武井さんは、マリエさんの発言の真偽については特に言及しておらず、昔はそういうこともあったのかもしれないが、今はそうした性接待は芸能界にないという旨を語っています。
ただ、『武井さんの回りにクリーンな人が多いだけで、芸能界全体では今もマリエさんが語ったような被害に遭っている人はいるはず』『昔よりは頻度が少し下がった程度で、ほぼゼロと言い切っていることには違和感しかない』『逆に、今もそういう闇は存在していることを証明する発言に感じる』と、現在の芸能界の事情についても、武井さんの発言をそのまま受け止めるのは難しいとする声が多いですよ」（メディア記者）
闇に触れられないという“より深い闇”が今も芸能界には存在しているということだろうか。
（文／佐藤博幸）
～ライター略歴～
山口県出身
大のアイドル好きで、アイドル関連をメインに記事執筆を行っている