
26日、第107回全国高校野球選手権大会の準決勝で、日本高等学校野球連盟(高野連)が沖縄尚学のアルプススタンドでの「チョンダラー」応援に対し、注意を行っていたことが明らかになった。
チョンダラーは、沖縄の伝統的なエイサー文化に根ざした応援スタイルで、顔にペイントを施し、民族衣装を着用して太鼓や踊りで盛り上げるもの。沖縄尚学側は決勝戦ではこの応援を取りやめた。
高野連は「顔のペイントや民族衣装は控えようと呼びかけている」と説明。
これに対し、ネットやSNS上では「時代錯誤」「文化への敬意が欠ける」「差別ではないか」といった批判の声が上がっている。
批判の背景には、チョンダラーが沖縄の文化やアイデンティティを象徴する応援スタイルである点がある。あるXユーザーは、「沖縄の伝統文化を『控えろ』と言うのは、文化的多様性を否定する行為。高校野球は多様な応援スタイルを認めるべき」と投稿。また、別のユーザーは、「高野連の基準が曖昧で、特定の文化を排除するような対応は時代に合わない」と指摘した。
一方、高野連は「応援の統一性を保つため」との趣旨を説明しているが、具体的なガイドラインや理由については詳細な公表を避けている。この対応について、沖縄県内からも「地元の誇りを傷つけられた」との声が上がっており、今後さらなる議論を呼びそうだ。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している