
女性セブンプラス(小学館)が「誰もがその名を知る国民的スター」がフジテレビの第三者委員会報告書について70分にわたり語った独占インタビュー記事を、18日朝7時に公開すると予告し、大きな注目を集めている。
この「国民的スター」が元SMAPの中居正広さんではないかとの見方が、ネットやメディアで急速に広がっている。
中居正広さんをめぐる問題は、2023年6月にフジテレビの元女性アナウンサー(以下、女性A)との間で起きたトラブルに端を発する。この事件は2024年12月に『週刊文春』や『女性セブン』などで報道され、フジテレビの企業統治(ガバナンス)や人権対応の不備が浮き彫りになった。
フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)は今年1月23日に第三者委員会を設置し、調査を進めた。その結果、3月31日に公表された約390ページにわたる報告書では、中居さんの行為が「業務の延長線上での性暴力」と認定され、フジテレビの対応にも重大な問題があったと指摘された。
報告書によると、女性Aは中居氏と番組での共演を通じて業務上の関係を持っていたが、プライベートな交際はなかったとされる。2023年5月のバーベキュー会合が業務の一環と評価され、その延長線上で起きた事案が問題視された。フジテレビ幹部の初動対応や被害者ケアの不足も厳しく批判され、企業のコンプライアンス意識の低さが問題とされた。
一方、中居氏側は報告書の内容に強く反発。代理人弁護士は7月5日、第三者委員会の調査が日本弁護士連合会のガイドラインに違反しているとし、ヒアリングでの情報漏洩や報告書の事前共有(「A&S」という痕跡がデータに残っていたと主張)の疑いを指摘。さらに、事実認定の不透明さや中立性の欠如を問題視し、証拠開示を求めたが、委員会はこれを拒否している。一部では、WHOの性暴力基準に但し書きがあるとして、委員会の認定に疑問を呈する声も上がっている。
女性セブンプラスが予告した「国民的スター」のインタビューは、この一連の騒動の核心に迫るものと期待されている。記事の予告では、シルエットや状況から中居正広さんではないかと推測されており、ファンを中心にその内容への関心が高まっている。
中居さんが自ら70分にわたり語ったとすれば、その内容は、報告書への反論、事件の真相、フジテレビとの関係性、そして自身の立場についての詳細な説明が含まれる可能性がある。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中