
23日、週刊文春が報じた女優・永野芽郁さん(25)と俳優・田中圭さん(40)の「二股不倫」疑惑が大きな波紋を広げている。
永野さん、田中さん、双方の倫理観に疑問を投げかける声が多数ネットに書き込まれている中、母子家庭で育った人々に対する不当な偏見が一部で拡散されてしまっている。
永野さんと同じく、既婚の俳優と不倫関係となった女優として、唐田えりかさんの名前が挙げられており、永野さん、唐田さんはどちらも母子家庭で育ったという点に着目し、「片親の子は不倫する」「母子家庭だと高い確率で不倫する」といった根拠のない主張、誹謗中傷に該当し得る意見が平然とSNSなどに投稿されているのだ。
このような偏見は、個人の家庭環境を不当に貶めるだけでなく、社会全体に有害なステレオタイプを助長することにもなりかねない。
個々の問題を、いたずらに主語を大きくして語ることは厳に慎むべきだろう。
(文/門田智之)