
15日、傷害容疑で逮捕された俳優の広末涼子容疑者(44)について、詳細な本鑑定の結果、覚醒剤や大麻などの違法薬物、さらには睡眠薬も検出されなかったことが明らかになった。
この結果は、4月8日に静岡県島田市の病院で看護師に暴行を加えたとして逮捕された事件の捜査の一環として実施されたもの。
広末容疑者は4月7日、新東名高速道路で乗用車を運転中に大型トレーラーに追突する事故を起こした。搬送先の病院で看護師の足を複数回蹴るなどの暴行を加え、軽傷を負わせたとして現行犯逮捕された。
事故直後から落ち着かない様子や不審な言動が見られたため、警察は薬物の影響を疑い、任意の薬物検査を実施。
簡易検査の段階で違法薬物は検出されなかったが、より詳細な本鑑定が行われ、今回、睡眠薬を含む薬物が一切検出されなかったことが確認された。
捜査関係者によると、広末容疑者は取り調べ中に喜怒哀楽が激しく、取り乱した様子も見られたことから、精神的な問題や服用薬の影響が疑われていた。
しかし、本鑑定の結果を受け、薬物や睡眠薬が事件に直接的な影響を与えた可能性は低いとみられている。
(文/中野慎二郎)
~ライター略歴~
東京都中野区出身
演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動