26日、映画『シン・ウルトラマン』(配給:東宝)の公開が当初予定していた今年初夏から延期されることが分かった。
制作サイドは、新型コロナウイルスにより制作スケジュールに影響が出たためとしており、新たな公開時期については具体的な言及を避けている状況だ。
この決定に対し、監督する庵野さんのファンなどからは「じっくりやっていいもの作ってほしいです」「本当のファンならいつまでも待つことが出来ますし、スタッフが映画撮影に集中出来る環境で制作されたものをファンも見たいはずです」と、理解を示すコメントが多い。
一方でアノ女優に対しても、ある安堵の声が聞こえてきている。
過労やメンタルを心配する声
「『シン・ウルトラマン』にメインキャストで出演する長澤まさみさんですね。
長澤さんは年始早々に、東野圭吾さん原作で19年に公開された木村拓哉さん主演の映画『マスカレード・ホテル』の続編となる『マスカレード・ナイト』の撮影に臨んでいました。
そして、先日は日本アカデミー賞に出席し『MOTHER マザー』にて最優秀主演女優賞を獲得し表彰されました。
さらに休む間もなく、数日前から映画『コンフィデンスマンJP -英雄編』の撮影に入っています。
さらには、4月から始まる阿部寛さん主演連続ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)にもメインキャストとして出演します。
もしも『シン・ウルトラマン』が予定どおり初夏に公開となっていれば、『ドラゴン桜』の放送が終わる頃には、映画のプロモーションでいくつもの番組をハシゴする状況となり、全く休みがない、まさしく超過密スケジュールをこなすことになるところでした。
そういうことがあり、ファンからは『シン・ウルトラマンが公開延期で、少しだけでも休める時間が取れそうなのは良かった』といった声が上がっているわけなんですよ。
昨年は、『コンフィデンスマンJP -プリンセス編』の公開直前に三浦春馬さんが急逝し、その後、三浦さんはとんでもない超過密スケジュールをこなしていたことが分かってきましたので、長澤さんの過労やメンタルを心配する声が上がるのも仕方ないことかと思いますね」(メディア記者)
日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を獲得したことで、ますますオファーは殺到していくだろうが、くれぐれも自分のペースで長澤さんには仕事をしてもらいたいというファンが多いだろう。
(文/中野慎二郎)
~ライター略歴~
東京都中野区出身
演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動