25日、広島県呉市にある映画館、呉ポポロシアターにて三浦春馬さん最後の主演映画『天外者』が上映終了を迎えた。
だが、これが呉ポポロシアターで迎える『天外者』の上映終了としては2回目のことになる。
1回目は2月11日で、今回は3月5日より始まった「再上映」が終了となったのである。
「三浦春馬スーパーフェスタ」
そして、呉ポポロシアターでは昨年急逝した三浦さんの応援姿勢を鮮明に打ち出しており、現在「三浦春馬スーパーフェスタ」と銘打ったイベントの真っ只中にある。
今回上映終了を迎えた『天外者』と並行して上映している『アイネクライネナハトムジーク』は4月8日まで上映が続く。
さらに、4月9日から4月22日には『真夜中の五分前』、4月10日はこの日限定で『森の学校』、4月23日から5月6日までは『東京公園』と、いずれも三浦さんの主演映画を連続して上映し続ける予定となっている。
さらに、三浦さんの主演以外での出演作品についても目白押しで、4月16日からはゲキ×シネ『ZIPANG PUNK 五右衛門ロックⅢ』、4月23日からは『ブレイブ -群青戦記-』が予定されている。
「この『三浦春馬スーパーフェスタ』の新たなラインナップとして5月7日から大泉洋さん主演の『こんな夜更けにバナナかよ』が加わりました。
『こんな夜更けにバナナかよ』が昨年12月4日(『新解釈三國志』および『天外者』の封切り1週前)に、『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で地上波初放送された際、大泉さんは“この映画の北海道での撮影で、三浦春馬くんと、豊平川の河川敷を毎日のように一緒に走った事が昨日のことのように思い出されます。自分は特に痩せなきゃいけない役でもなかったのに、僕と一緒にずっと走ってくれました。本当に真面目で、いいやつで、素晴らしい役者でした。12月11日には彼の最後の主演映画『天外者』が公開になります。今日のこんな夜更けにバナナかよと共にどうぞこの映画も皆さんの心に刻み込んで下さい。彼は数々の作品とともに僕らの胸の中で永遠に生き続けてくれるはずです”とコメントされていました。
大泉さんと三浦さんの絆が詰まった『こんな夜更けにバナナかよ』が、また映画館で上映されるというのはうれしいことですよね」(メディア記者)
呉ポポロシアターでこれからしばらく続いていく「三浦春馬スーパーフェスタ」の様子については、今後も注目していきたい。
(文/西野麻衣)
~ライター略歴~
茨城県出身
シナリオライター、エッセイ、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている