12月19日発売の「女性セブン」(小学館)報道から始まった、中居正広さんによる性加害疑惑をめぐる騒動。
9000万円もの巨額解決金を支払ったという同トラブルの被害者は、正式に名指しこそされていないものの、複数のメディア報道により、昨夏にフジ テレビを退社した渡邊渚アナウンサーでほぼ特定されている。
渡邊さんは、このトラブルとの関与については一切口外していないものの、自身のSNSやメディアを通じ、「PTSDを発症」「腎機能障害、尿管結石、膀胱炎を発症」「消化器内科・皮膚科・膠原病科など、様々な科にお世話になりました」と、この1年半ほどの間が極めて苦しい時間だったことを明かしている。
フジは当初、一切の関与を否定する声明を出していたものの、1月17日に開いた会見で事件発生直後から事態を把握していたにもかかわらず、これまでそれを隠していたこと、中居さんを平然と起用し続けたことが明らかとなった。
22日の「週刊文春 電子版」(文藝春秋)では、中居さんが最初はわずか20万円で事態を収拾しようとしていたことが報じられた。
当初、中居さんは、渡邊さんが心身に負ったダメージの大きさを全く理解していなかったようだ。
(文/野村翔太)