俳優の黒沢年雄さんが18日、自身のブログを更新しタレント・中居正広さんの性加害疑惑問題、同問題へのフジテレビの組織的関与をめぐる報道に持論を語った。
中居さんをめぐっては、12月19日発売の「女性セブン」(小学館)、同月25日の「スポニチ」、翌26日の「週刊文春」(文藝春秋)が相次いで性加害問題を報道。
巨額解決金を支払ったという同問題の被害者は、複数のメディア報道により、昨夏にフジテレビを退社した女性アナウンサーだとみられている。
フジテレビは昨年末、同問題について一切の関与を否定したものの、16日発売の週刊文春に同局の被害女性とは別の現役女性アナウンサーの告発内容が掲載されるなど、その強い関与が疑われる事態へ発展。17日に、極めて閉鎖的な会見を開き、釈然としない弁明を繰り返したことでますます逆風を強くした。
そんな一連の流れを受け、黒沢さんは「朝から晩まで中居さん報道…法律的にも解決したのだから…後はテレビから離れたところで当事者どうしで話し合いをして頂きたいと思うのは僕だけだろうか…ウンザリである」とコメントした。
さらに「国内外の重要課題が沢山あるでしょう…国民の真面目に就労している方々から如何に税金を取らない方法が幾らでもあるでしょ…マスメディアはその課題を重点に取り上げて頂きたい!」と、ほかに取り上げるべき話題があると指摘した。
そのうえで「国民は中居問題より目の前の生活安定に目を向けて欲しいのだ…中居問題などどうでもいいのだ!」と持論を語った。
だが、中居さんと被害者間でのやり取りは示談という形で決着しているものの、フジテレビの問題はようやくこれからメスが入るかどうかという段階。
そのため、「黒沢年雄はフジテレビの差し金でこんなこと言ってるのか?」「フジからいくらか積まれた?それか、今後の仕事の約束手形でももらったんか?フジの問題から世間の目を逸らしたい思惑が見え見えやん」「もはや問題は中居個人じゃなく、フジテレビという巨大組織の長年にわたる腐敗。それを理解しない人だとは思えませんがね…」といった声が上がっている。
(文/野村翔太)