日本生命保険は、フジテレビの幹部社員がタレント・中居正広さんの性加害疑惑に関与したとの報道などを総合的に判断し、フジテレビで放映予定のCMを差し替える対応を決めた。
19日から、日本生命がスポンサーになっている『千鳥の鬼レンチャン』と『Mr.サンデー』の2番組について、自社のCMから公益社団法人ACジャパン(旧公共広告機構)のCMに差し替えるという。
中居さんをめぐっては、12月19日発売の「女性セブン」(小学館)、同月25日の「スポニチ」、翌26日の「週刊文春」(文藝春秋)が相次いで性加害問題を報道。
巨額解決金を支払ったという同問題の被害者は、複数のメディア報道により、昨夏にフジテレビを退社した女性アナウンサーだとみられている。
フジテレビは昨年末、同問題について一切の関与を否定したものの、16日発売の週刊文春に同局の被害女性とは別の現役女性アナウンサーの告発内容が掲載されるなど、その強い関与が疑われる事態となっていた。
(文/野村翔太)